ブラック企業の罠を見抜く

仕事に人生を壊されないために

面接や雇用条件をチェックしよう

できれば関わりたくないブラック企業ですが、誰しも初めからそうだと分かっていて働く人はいないですよね。ブラック企業と関わらないようにするには、どんな事で判断すればいいのでしょうか。

まず就職する際には面接を受けますが、この面接があまりにも簡単に済まされる企業はよく考えましょう。ろくに面接もせずに人を雇うという事は人手不足だという証です。それだけ人の入れ替わりが激しいということは、すなわち働きにくい職場の証拠です。同様の事が常に職業安定所などに採用募集をかけている会社にも言えます。

また採用が決まった後の雇用条件にも注意が必要です。週休についてや残業代など、本来書かれるべき情報が空欄ならば、最初にきちんと質問しておきましょう。雇用条件をうらむやにされると、残業代を支払わない、無茶な長時間労働を強要されるなどの恐れがあります。我々日本人には、働く側の基本的な権利を盛り込んだ労働基準法が制定されており、どの会社もこの法律を守るべき義務があります。これらの事は全て労働基準法に違反しています。

みんなが頑張っているから、と違法な労働が当たり前だと思わずに、自身を肉体的また精神的に追い込んでしまわないことがなによりも大事です。少しでもおかしいなと感じた事は日記や手帳に書き留めておくだけでもきちんとした証拠になります。匿名で会社の勤務状態について安定所に相談したり通報できるシステムも整っているので、いざという時には活用しましょう。